パラ・パワーリフティングの樋口健太郎選手

みんなの寄付で、パラスポーツや障がいのある人にエールを送ろう! 1964年の東京パラリンピック大会で正式種目となったパラ・パワーリフティング(当時の競技名はウェイトリフティング)。世界には、上半身の力だけで310kgを挙げる選手もいる、健常者に引けをとらないパワフルな競技だ。競技の魅力や抱える課題について、日本パラ・パワーリフティング連盟の吉田進理事長に話を聞いてみた。

みんなの寄付で、パラスポーツや障がいのある人にエールを送ろう! 1964年の東京パラリンピック大会で正式種目となったパラ・パワーリフティング(当時の競技名はウェイトリフティング)。世界には、上半身の力だけで310kgを挙げる選手もいる、健常者に引けをとらないパワフルな競技だ。競技の魅力や抱える課題について、日本パラ・パワーリフティング連盟の吉田進理事長に話を聞いてみた。

寄付の使い道

世界との差を縮めるべく、選手のさらなる強化へ!
海外遠征費用や練習環境の改善に活用したい。

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シンプルにして奥深い、力自慢たちが繰り広げる究極の駆け引き

パラ・パワーリフティングは、台の上に仰向けになった状態でバーベルを持ち上げ、その重量を競い合うシンプルな競技だ。ジムで見かけるベンチプレスと基本的に同じだが、下肢に障がいがある選手たちが行うパラ・パワーリフティングは、足で踏ん張ることができないため、バランスを維持するための技術や、上半身や腕の純粋な筋力が求められることになる。
日本パラ・パワーリフティング連盟の理事長を務める吉田進さんは、「パラスポーツの中でも知名度はビリに近かった」と苦笑する。そんな中、体験会イベントなど地道な活動を続け、徐々にパラ・パワーリフティングの存在が知られ始めている。昨年9月には日本で初めてとなる国際大会も開催された。

日本パラ・パワーリフティング連盟の吉田進さん

吉田さんご自身もパワーリフティングの元選手。連盟の立ち上げ当初は指導も行っていた。

試技は3回でき、一番重い重量が記録となる。バーベルを胸まで下ろして上げる、わずかな時間に選手たちはこれまでの思いを凝縮させることから、"3秒のドラマ"がキャッチフレーズ。たくましい筋肉の鎧を身にまとった選手たちが体重の2倍、3倍もの重量を持ち上げる瞬間に観客の視線は注がれる。吉田さんは「筋力はもちろん、メンタルの勝負でもある。3回の試技の中で何kgに挑戦するのか、選手間の駆け引きや競り合いが見どころ」と解説してくれた。

コーチ、合宿、練習場所...世界との差を埋めるために必要なこと

日本のパラ・パワーリフティングの競技人口は、およそ70人と少ない。「歴史も浅く、世界トップレベルの選手たちとの差は小さくない」と吉田さんは話す。選手強化のために海外から腕利きのコーチを招いたり、合宿を行ったりする回数を増やしていきたいと考えてはいるものの、助成金頼りでは限界がある。

練習するパラ・パワーリフティングの選手

ベルトで体を固定してバーベルを持ち上げる。バランスが崩れやすく、繊細な感覚も必要になる。

樋口健太郎さんは、およそ1年前、交通事故で右脚を失って間もなくパラ・パワーリフティングに出会った。もともとトレーニングに取り組んでいた樋口さんはめきめきと力をつけ、今年9月の国際大会(アジア-オセアニアオープン)で165kgの日本新記録(72kg級)をマークし、4位入賞を果たした。それでも「2020年のパラリンピックに出場するには、200kgを上げないと」と練習に余念がない。
「練習できる場所がまだまだ少ない。競技に取り組める場所がいっぱい増えてくると一般の人も興味を持つだろうし、参加する障がい者の方も増えるんじゃないかな」と樋口さんは言う。
指導者や仲間を求めて遠方まで練習に行くこともしばしば。環境面にはまだまだ改善の余地がありそうだ。

練習するパラ・パワーリフティングの選手

練習場は和やかな雰囲気。リフトの構えに入ると、空気は一気に引き締まる。

5000人の大観衆の中で、日本人選手が活躍する日を夢見て

2020年のパラリンピックに向けて、吉田さんは明確なビジョンを描いている。 「一つは、5000人の観客を集めて会場を満員にすること。そしてもう一つ、その大声援の中で日本の選手たちに活躍してもらうこと。一つでもメダルに手が届けば理想ですが、たとえそれが無理でも、過去の大会の2倍、3倍の数の日本人選手をパラリンピックの舞台に送り込んで、みんなに入賞してもらいたいと考えています」
強化指定選手であっても、海外の大会に参加する際の遠征費の一部は自己負担になる。寄付金が集まれば、遠征費の選手負担を軽減させられるほか、合宿費や設備のさらなる充実などにも活用したい考えだ。

インタビューに答える樋口健太郎選手

パラリンピック出場を狙う樋口さん。競技歴1年ほどで記録を105kgから165kgまで伸ばした

パラ・パワーリフティングは、いくつもの国際大会で一定の成績を収め続けることで、3年かけて本大会の出場権を得ることができる。パラリンピックでは3年間の努力が3秒間の試技に結実するのだ。
一瞬の力勝負に全身全霊をささげる選手たちをサポートするため。そのドラマの奥深さや魅力を一人でも多くの人に知ってもらうため。寄付による経済的なサポートが欠かせない。

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特定非営利活動法人 日本パラ・パワーリフティング連盟

1999年に設立。日本障がい者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会からの承認団体として、パラ・パワーリフティングの普及に努める。日本各地で競技会、体験会などを主催してパラ・パワーリフティングの魅力を広めながら、2020年東京パラリンピックに向けて強化選手の技術向上、メダル獲得に向けた取り組みを行っている。http://jppf.jp(外部サイト)

企画・執筆:日比野恭三+都恋堂/撮影:山口 裕朗

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