練習するパラバドミントンの選手たち

みんなの寄付で、パラスポーツ選手や障がいのある人にエールを送ろう! 2020年のパラリンピックから正式種目となったパラバドミントンは、世界ランク上位の日本選手が活躍する注目スポーツだ。競技の魅力や課題、今後の展望について、日本障がい者バドミントン連盟の平野一美理事長に話を聞いた。

みんなの寄付で、パラスポーツ選手や障がいのある人にエールを送ろう! 2020年のパラリンピックから正式種目となったパラバドミントンは、世界ランク上位の日本選手が活躍する注目スポーツだ。競技の魅力や課題、今後の展望について、日本障がい者バドミントン連盟の平野一美理事長に話を聞いた。

寄付の使い道

実戦の機会や設備を増強し、戦力の底上げへ!
今後は、パラバドミントンの大会やイベントをもっと増やしていきたい。

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緊迫感のあるラリー。極限の集中力はパラバドミントンならでは

スピードに乗ったシャトルを追って、激しく前後に移動する車いす。はじめてパラバドミントンの試合を目にすると、その緊迫した雰囲気にきっと圧倒されるはずだ。
競技は障がいの程度により、6つにクラス分けされている。下肢や体幹機能に障がいのある選手が車いすを使用してプレーするWH1とWH2。下肢や上肢に障がいのある選手がプレーする立位のSL3、SL4、SU5。そして、軟骨無形成症などにより低身長である選手がプレーするSS6。基本的には健常者のバドミントンとルールはほぼ同じで、シャトルがコートに落ちればポイントを失うため、相手が打ちづらい地点を狙ってラケットをスイングする。
競技の見どころについて日本障がい者バドミントン連盟の平野一美さんは、こう説明する。「車いすでのプレーでは、素早く左右に移動することが難しいので、健常者のコートの半分の幅で試合が行われます。だから、かなり鋭いスマッシュでもラケットを出すとレシーブ出来るため決まりにくく、緊迫感のあるラリーが非常に多くなる。ラリーで感じられる選手の集中力と持久力、そして忍耐力が、競技をスリリングに盛り上げてくれます」。

日本障がい者バドミントン連盟の平野一美さん

パラバドミントンの普及に尽力する平野さん。選手、指導者、ファンの数を増やしていきたいと熱く語ってくれた。

さらに平野さんが付け加えたのは、車いすのコントロールとラケットワークという2つの異なる技術を使い分ける選手たちの能力だ。健常者ならシャトルの落下地点に向かうと同時に、ラケットを振る準備ができる。ところが車いすは、両手で車いすを移動させ、落下地点に到着してようやくラケットを振る動作に入れるというわけだ。「この2つの動作をスピーディにつなぎ合わせながら、緊迫感のあるラリーが続いていく。何気なくプレーしているように見えて、パラバドミントンの選手たちは実にすごい能力を持っているわけです」。

パラバドミントンの選手たち

前後に激しく移動するのがパラバドミントンの特徴。使用される車いすは、前後に姿勢が傾いても転倒しにくいデザインとなっている。

一人でも多くの人に、パラバドミントンの魅力を知ってもらいたい

パラバドミントンはまだまだ認知度が低いため、選手が思うように集まらないのが現状。平野さんは、人気スポーツのテニスと比較しながら課題について説明してくれた。「たとえばテニスは世界最高峰の大会に、健常者だけでなく障がい者も参加します。スポンサーからも多くの資金が集まり、車いすテニス界には世界的な知名度を誇る選手も存在するんです。一方、バドミントンはテニスほどの人気はなく、健常者と障がい者が同じ大会でプレーする世界的な大会もありません。ゆえに若くて有望な選手が集まりにくい、という負のスパイラルに陥ってしまうんです」。

パラバドミントンの選手たち

現在、世界ランク1位の鈴木亜弥子選手をはじめ、世界で戦える実力を持った選手が複数存在する日本の強化指定選手チーム。2020年に向けて期待が高まる競技のひとつだ。

現在、世界ランク1位の鈴木亜弥子選手をはじめ、世界で戦える実力を持った選手が複数存在する日本の強化指定選手チーム。2020年に向けて期待が高まる競技のひとつだ。

また、現状ではまだまだ多くの人に知ってもらう機会を十分に作れていない、と平野さんは言う。
「がんばって各地でイベントを行って興味を持ってもらえたとしても、その後がなかなか続かない。日本各地にパラバドミントンを気軽に楽しめるような施設や団体がほとんどないからです。若い人たちがプレーしてみたいと思っても自分の住む地域にクラブがなければ、継続的に取り組むことはできません。そのような場を作ることが、私たちに求められていると感じています」。

パラバドミントンの選手たち

自らの身体が持つポテンシャルを最大限に引き出し、シャトルを追いかける選手たち。観戦していても、テニスとは違った面白さが確かにある。

全国各地で実戦や体験の場を増やしながら、選手の卵を育てる環境づくりを

パラバドミントンの未来を担う人材として期待される梶原大暉選手は現在、高校2年生。2020年のパラリンピック出場に向けて、充実の毎日を過ごしている。「もともと野球をしていたんですが、ボールを投げる動きと近いということでパラバドミントンをはじめました。想像以上にコート内での動きも激しいし、タフなメンタルも要求される。だからこそやりがいがある競技だと感じています。このスポーツに出会えていなかったら、何もしないで家にじっとしている生活が続いていたと思う。人生に刺激を与えてくれたという意味で、僕にとってパラバドミントンはとても大きな存在です」。

パラバドミントンの未来を担う人材として期待される梶原大暉選手は現在、高校2年生。2020年のパラリンピック出場に向けて、充実の毎日を過ごしている。「もともと野球をしていたんですが、ボールを投げる動きと近いということでパラバドミントンをはじめました。想像以上にコート内での動きも激しいし、タフなメンタルも要求される。だからこそやりがいがある競技だと感じています。このスポーツに出会えていなかったら、何もしないで家にじっとしている生活が続いていたと思う。人生に刺激を与えてくれたという意味で、僕にとってパラバドミントンはとても大きな存在です」。

パラバドミントンの選手たち

有望選手として期待される梶原さん。2020年のパラリンピックに向けてメンタル強化を課題に挙げた。

こうした出会いを日本全国でもっと増やしていくためには、この競技を支える資金が必要だ。寄付を募ることで得た資金の使いみちについて、平野さんはこう展望を口にする。「第一に、全国各地でもっと競技イベントを開催していきたい。選手の実戦の場を増やすことで戦力強化をはかるとともに、体験イベントや競技会を体感してもらうことで一人でも多くの人に競技の魅力を知ってもらいたいですね。体育館を借りるのにも資金が必要で、今は、全国で定期的にイベントを開催できるような予算がないんです。第二に指導者を育成していきたい。指導者が増えることで、この競技をはじめたいという全国の選手をサポートしていけるでしょう。その結果、有望な選手が育っていくわけです」。
現状、国からの助成金に加え、スポンサーからのサポートで得た資金によって、大会運営や遠征をなんとか乗り切っているようだ。より多くの障がいを持つ人がこの魅力的な競技と出会うため、そして世界で通用する選手を一人でも多く輩出するため、寄付による資金集めへの期待は大きい。

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一般社団法人 日本障がい者バドミントン連盟

「プレイヤーズ・ファースト」を掲げ、2015年に設立。日本障がい者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会からの承認団体として、パラバドミントンの普及に尽力する国内唯一の組織。日本各地で競技会、体験会などを主催するほか、2020年東京パラリンピックに向けて強化指定選手の技術向上、メダル獲得に向けた取り組みを行う。現在、ボランティアスタッフを募集中。http://jpbf.jp(外部サイト)

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